作業療法室
園芸療法
アメリカでは第二次世界大戦後、戦争で心身ともに傷ついた人々の治療方法の一つとして確立されました。その後、病院でのリハビリや障がい者の職業訓練、刑務所や教育の場などで実施されています。
日本では、15年ほど前から教育機関が出来、実践の場が開拓されています。
園芸療法で用いる園芸活動とは、五感を通じて自然との繋がりや四季を感じ、それをリハビリに用いる活動のことで、大きく分けると、「農作業的な活動」「収穫物を利用して行う活動」「自然を楽しむ活動」があります。
農作業的な活動
土づくり・播種・移植・除草・花がら摘み・間引き・水やり・施肥・剪定などの活動
収穫物を利用して行う活動
収穫物を調理したり、ジャムやジュース・ハーブティーなどに加工し食べる。また、フラワーアレンジメントや押し花・リース作りなどのクラフト作業などの活動
自然を楽しむ活動
屋外での散歩や日向ぼっこなどの自然や四季を楽しむ活動
2階ガーデン 春の様子
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2階ガーデン 春の様子
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患者様それぞれが作った
ステッピングストーン(飛石) |
車椅子の患者様にも作
業して頂けるよう設置した 2段コンテナ |
2階ガーデンで育てた
春の花のアレンジメント |
春から育てた綿などを使い作った、
クリスマスの飾り |
春から育てた綿などを使い作った、
クリスマスの飾り |
園芸療法は、このような園芸活動を媒体に、対象者の可能性を見つけ、引き出し結果を導く事を目的に行います。